![]() |
![]() |
![]() |
|
<プロフィール> 武蔵野美術大学教授。日本デザインセンター代表。2002年より、無印良品のアートディレクションを担当。「もの」ではなく「こと」のデザインを志向している。「RE DESIGN」展をはじめとして、「HAPTIC」「SENSEWARE」など既存の価値観を更新するキーワードを擁する展覧会を制作し世界に巡回。また、長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションでは、深く日本文化に根ざしたデザインを展開した。AGF、JT 、KENZO などの商品デザインのほか、松屋銀座リニューアル、森ビルVI、梅田病院サイン計画などを手がける。著書『デザインのデザイン』は世界各国語に翻訳され多くの読者を持つ。 |
||
![]() |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
<審査委員長からのメッセージ> 沸騰するアジアの状況を、仕事を通してリアルに体験することは、今後の世界を生き延びていくうえでかけがえのない経験となるだろう。 アジアの実態を今、肌で知ることこそ、最良のインテリジェンスを携えることに等しい。 日本は戦後の50年を通して工業国として輝かしい繁栄を築いてきた。 しかしもの作りはいま、アジア全域に流出しつつあり、その流れは止められない。 日本がアジア唯一の経済大国として、経済文化のさまざまな局面で、優位と安定を謳歌した時代は終焉を迎えつつある。 そういう状況をどれだけ正確に把握し、それを腑に落とした上で、日本の新たな産業ヴィジョンと、歴史や文化に立脚した誇りを維持更新していく道筋を探り出していく知性と行動力が今、求められている。 上海での活動は、決して甘美なものではないと想像されるが、このような機会を捉えて、若い才能がアジアの現在と未来に身を投じていくことは、国内では決してあることの出来ない大きな収穫を当人にもたらしてくれるだろう。デザインに今必要なのは交渉力と突破力である。覇気を持った才能たちの応募を期待したい。 原 研哉
|